医療脱毛クリニックでの背中の脱毛は何回で終わる？

オフショルなど、最近背中を出すファッションが流行っていますね。背中を出すアイテムは1枚で女性らしいこなれた雰囲気を作れますが、背中は自分では見えにくいのでムダ毛が気になりますよね。また自己処理も難しいので、思い切って脱毛してキレイにしたい方も多いと思います。では医療脱毛クリニックで背中の脱毛をした場合、何回で終わるのでしょう？

背中脱毛は効果が出にくいの？

背中の毛は産毛なので脱毛器のレーザーが反応しにくいと言われています。医療レーザー脱毛は毛の毛根にある黒い色素に反応する仕組みです。しかし産毛はこの黒い色素が薄いためレーザーが反応しにくく、効果が薄くなってしまうのです。しかし、産毛にも少なからず色素があるので効果が全く無いわけではありません。肌の色素に反応しないように適切なパワーを決定することで、産毛を脱毛することが可能です。

レーザー脱毛器によって効果の出方が変わるの？

クリニックでは様々なレーザー脱毛器を導入していて、それぞれに特徴があります。例えば「アレキサンドライトレーザー」や「ダイオードレーザー」はムダ毛の毛根にあるメラニン色素に反応するレーザーを照射する仕組みです。つまりメラニン色素の多い太い毛には効果が出やすいですが、産毛には効果が出にくいので完了するまで一定の回数が必要になるでしょう。一方「メディオスター」は毛穴の中にある「バルジ」という部分に対してレーザーを照射する仕組みです。毛根に直接ダメージを与えないので痛みを感じにくいのがメリットです。その反面どのような毛質でも効果が出るまでに回数がかかる可能性があります。

医療脱毛クリニックでの背中脱毛は何回くらい通えばいい？

必要な施術回数は仕上がり具合の希望によって変わってきます。「ツルツル（無毛）になるまでムダ毛をなくしたい」のか、あるいは「自己処理が楽になる程度まで毛が減れば満足」なのか、あらかじめ自分の気持ちを整理しておくといいですね。

効果が実感できるのは5回目くらい

個人差、年齢差はありますが5回目くらいから自己処理が楽になると言われています。とにかく予算を抑えたい方は、まず5回から申し込むといいですね。

自己処理が楽になるのは10回目くらい

こちらも個人差、年齢差はありますが10回目くらいから自己処理が楽になることが多いです。多少予算がかかっても、面倒な自己処理から解放されたいという方はぜひ10回コースを検討してください。

痛みはある？

痛みの感じ方には個人差があります。また同じレーザー脱毛器でも部位によって「激痛だった」「ほとんど痛みを感じなかった」など様々な意見があります。ここでは痛みを軽くする方法を紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。

麻酔をしてもらう

医療脱毛クリニックでは有料ですが麻酔をしてもらえます。1回あたりか1部位あたり1,000～3,000円程度のクリニックが多いようです。

麻酔は主に塗り薬（クリーム麻酔）とガスを吸うタイプ（笑気麻酔）の2種類があります。もちろん麻酔をしたから痛みがゼロになるわけではありませんが、痛みが強いときは麻酔を使えると思うだけで気持ちが楽になりますよね。

レーザーの出力を下げてもらう

脱毛は最初から最大パワーで行うことはまずありませんが、パワーが強ければそれだけ痛みを感じる可能性があります。痛みが我慢できないときは出力を下げてもらうことができるので、遠慮せずお願いしましょう。

費用はどれくらい？

5回で¥80,000（税抜）、8回で¥100,000（税抜）程度のクリニックが多いようです。

背中の毛は硬毛化する？

硬毛化とは脱毛した部分の毛が、処置前よりも太い毛に変化してしまう現象のことです。この厄介な現象が起こる原因は、残念ながらまだはっきりとは解明されていません。

レーザー脱毛はレーザーの照射によって発生する熱で毛根部分を破壊し、脱毛を可能にしています。この熱量が毛根部分が破壊するレベルでなかった場合、熱の刺激によって逆に毛根が活性化し、メラニンを多く作り出してしまうことによって硬毛化するのではないかと言うのが一般的な見解です。しかしまだ医学的根拠はありません。

ただ実際に硬毛化が発生する割合は世界規模のデータで7～8％、日本のクリニックやサロンでは0.3～1％以下といわれています。気にしすぎる必要はないでしょう。また万が一硬毛化してしまっても一生治らない訳ではないので安心してくださいね。毛が太く濃くなってしまっても施術を続ければ必ず薄くなっていきます。