医療脱毛の施術を受ければ、面倒なムダ毛の自己処理が必要なくなるうえ、施術料金も昔に比べて、手が届きやすくなりました。特に両脇は、真っ先に医療脱毛をしたい部位だといえるでしょう。それでは実際に何回くらいクリニックへ通えば、自己処理のいらないキレイな両脇を手に入れることができるのでしょうか。  

医療脱毛クリニックで両脇脱毛は何回くらい通えばいい？

医療脱毛の効果の現れ方には、多少個人差もありますが、一般的な目安をご紹介します。  

効果を実感するのは3回くらい

毛は、毛周期に合わせて生え変わります。2～4か月単位で成長し、抜け落ちるということを繰り返しています。医療レーザー脱毛でダメージを与えられるのは、成長段階にある毛の毛母細胞（毛を再生させる細胞）のみであり、この段階にある毛は全体の20～30%だといわれています。そのため、一度の施術で脱毛を完了させることはできません。平均的に3回ほどの施術で、全体の半分以上の毛にダメージを与えることができますので、だいぶ効果を実感できるはずです。元々毛量の少ない方ですと、一度の施術でも効果を実感できる場合はあります。  

自己処理が入らなくなるのは5～7回くらい

毛周期に合わせて、2～4か月の間隔をあけて施術を受ければ、ほとんどの場合、5～7回ほどで自己処理は必要ないといえる状態になります。もし完璧にツルツルな状態にしたければ、9～10回以上の施術を受けることが望ましいでしょう。  

痛みはある？

痛みの感じ方には個人差がありますが、毛を再生させる細胞（毛母細胞）を破壊する施術のため、何も感じないということはありません。レーザー照射のタイミングで、一瞬パチンと弾かれるような感覚があります。レーザーは黒い色素に反応するため、色が濃く、太い毛ほど痛みを感じます。もし我慢できない場合は、レーザーの出力を下げるという方法もありますが、脱毛効果が弱まってしまうため、施術回数を増やす必要があります。また、麻酔で痛みを和らげるのも一つの方法です。麻酔には静脈注射のほか、麻酔クリーム、麻酔テープ、笑気ガスなどの種類があります。クリニックによって用意されている麻酔は異なりますので、確認しましょう。  

費用はどれくらい？

レーザー脱毛にかかる費用はクリニックによって異なりますが、両脇一回当たり数千円～一万円程度が、平均的な施術料金といえるでしょう。また、複数回をセットで申し込むことによって、一回当たりの料金が割安になるプランを用意しているクリニックがほとんどです。一回きりの施術では自己処理の必要がなくなるほどの効果を得ることができないので、セットプランの申し込みはおすすめです。回数無制限の、通い放題プランを用意しているクリニックもあります。なお、麻酔を希望する場合は、別途数千円程度の料金がかかる場合が多いです。  

両脇の脱毛をするときに気になること

両脇の脱毛をするときに、気になることや、知っておくべき注意点をご紹介します。  

シミやほくろがあるところはどうなるの？

医療脱毛に使用するレーザーは、黒い色素に反応するため、シミやほくろの部位はヤケドの恐れがあり、照射をしないのが一般的です。その部分だけ、針脱毛などの別の方法で脱毛を行うことをおすすめします。  

敏感肌でも大丈夫？

医療脱毛は、敏感肌の方でもほとんどの場合、問題なく施術を受けることができます。むしろ、自己処理によって繰り返し肌を傷つけることにより、慢性的に肌荒れしてしまっている場合もあるので、医療脱毛により肌の状態が改善することもあります。心配な場合は、テスト照射を行ってくれるクリニックがほとんどですので、クリニックに相談してみましょう。ただし、アレルギー性皮膚炎やケガなどによって皮膚が炎症を起こしているような場合は、治療を行ってから脱毛の施術を受けるようにしましょう。  

脱毛中脇をきれいに保つためにするべきこと

脱毛中の脇の肌は、目には見えないダメージを受けて、敏感な状態になっています。脱毛後の綺麗な状態を保つために、するべきことや注意すべき点をご紹介します。  

きつめの服を着ない

脇にぴったりと触れるような服装は、皮膚との間に摩擦を起こし、脱毛後の敏感なお肌に刺激を与えてしまいます。極力肌に触れない、ゆったりとした服を身に着けるようにしましょう  

清潔にする

脱毛後、敏感になっているお肌が雑菌に感染しないよう、清潔を保ちましょう。なるべく汗をかかないよう心がけ、汗をかいたらこまめにふき取るようにしましょう。その場合も、ゴシゴシとこすると刺激を与えてしまうため、優しく押さえるようにしてください。  

熱いお湯に入らない

脱毛後の脇の肌は、レーザー照射によって熱を持った状態になっています。お風呂の熱いお湯に入ると、その熱をさらに上げてしまうことになり、場合によっては炎症、かゆみや痛みなどを引き起こしてしまいます。脱毛後数日間は入浴を控え、シャワーで済ませるようにしましょう。  

保湿をきちんとする

脱毛後の脇の肌は、レーザー照射によって受けた熱を冷ますため、水分が蒸発し、乾燥しやすい状態になっています。また、水分量を保っている肌はレーザーをスムーズに通すため、次回の脱毛に備えるためにも、きちんと保湿を行いましょう。特別高価な化粧品を使用する必要はなく、毎日こまめにケアすることが重要です。ボディケア用のジェルやクリームはもちろん、フェイス用の化粧水や乳液でも構いません。  

自己処理はなるべく電気シェーバーを使う

医療脱毛が終わるまで、ムダ毛の自己処理を行わなければならず、特に、脱毛前日には綺麗に処理をしておく必要があります。その際はなるべく、肌に優しい電気シェーバーを使用するようにしましょう。カミソリを使うと、肌を傷つけてしまう恐れがあります。  

脇脱毛をするときに気をつけることをぜひ覚えておこう

両脇の医療脱毛で効果を得るには、2～4か月ごとの周期で平均5回以上クリニックへ通い、脱毛後のお肌をきちんとケアすることが大切です。大まかな流れはどのクリニックでも同様ですが、クリニックによってもプランや方法がありますので、事前に調べて比較、確認しておくと安心です。医療脱毛で、自己処理の手間がかからないキレイな両脇を手に入れましょう。